【代わり】

 

こんばんは、ててです。

 

 

【代わり】

 

 

この前、急に倒れて病院に運ばれた貴女。

鼻血が止まらなくて、あっという間に血の海になったって。

いつも笑っていても、本当は寂しくて耐えられなくて

色んな事をして忙しさで自分を紛らわしていたんでしょう。

 

「鬱らしい」

そう淡々と食事中に私たちに自分のことをつたえた貴方。

四六時中仕事をして、その事しか考えられない不器用な人。

好きで好きでしょうがないことをしていたのか

それとも仕方なくやっていたのか、

そんなこと聞いた事がないけれど。

 

当たり前だけれど

私はきっと、あの人達に似てきてしまっている。

 

「今日こんな事があって嬉しかったの」

「こんな事があって大変だったよ、頑張ったよ」

「寂しい、会いたい」

 

そんな普通の事も言えなくなってしまった。

友達にも、愛しい人にも、家族にも。

それが苦しいわけじゃないのに、

疲れるとそれがきゅうに重みを増すの。

 

「私は、仕事を放り出して病院に行くべきだったでしょうか」

 

この前、思い切って怖かった事を口にした。

誰かに聞いてほしかった。

仕事を優先させた私を。

誰かに叱ってほしかった。

どうして家族のそばにいてあげないんだって。

怒られたかった。

 

「てては医者じゃないから。できることはないかもしれない」

 

文字だったけど、いつもみたいに優しいテノールが聞こえてくるようだった。

その人はいつも迷っている私を見つけ出して、つれて帰ってくれる。

 

「今仕事が楽しくて忙しくてしょうがないんだろう?」

 

そう。

他の人のことなんか構っていられないほどに、

集中したい。やり尽くしたい。

家族を遠ざけて、連絡もしないで。

1人で生きているふりをして。

 

「でもね、てての代わりはいないんだよ。家族の代わりはいないんだよ」

 

それは、盲点。

そんなことは、盲点。

 

「それを、理解しなさい。君の代わりは居ない。」

 

あぁ、私はなんて幸せ者なんだろう。

愛され、諭され、見守られて生きてきた。

世界一の幸せ者。世界一の臆病者。

 

「無理に会いにいかなくても良いよ。それだけ、わかっていればいいよ」

 

怒られたかったのに拍子抜け。

拍子が抜けて、ほっとして、わんわん泣いて

ソファの上で寝転んで、目が覚めて

 

『ごめん、会いにいけなくて』

 

天井を見つめながらそうつぶやく

 

『でも絶対がんばるから』

 

そう、つぶやいて、また出かける

 

 

#家族

#仕事

#私

今日は

 

こんばんは。

てて です。

 

 

今日はどんな1日でしたか。

嫌な事があった1日でしたか。

 

思わずはにかんでしまうようなことがありましたか。

怒ったかもしれませんね。

 

上手く行かなくてやきもきして、

少し傷ついたかもしれませんね。

 

1日、おつかれさまです。

今日も、おつかれさまです。

 

またあした。

また、あした。

 

てて

first my words

 

 

はじめまして。

私は『てて』といいます。

 

ブログを読んでくださって、ありがとうございます。

 

はじめましてといいながら、

ありがとうございますといいながら、

ここは誰かのために何かを発信する場所ではありません。

 

私の頭の中で整理できなかったコトバを

ここに記そうと思い、始めました。

 

何気ないことだったり、仕事のことだったり、

家族のことだったり、愛のことだったり

 

ミクロとマクロのててをここに記そうと思います。

よろしくお願いします。

 

てて